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行動をバリアフリーに

カフェとはお洒落な男女だけが入るものだと、ネガティブに感じている人はいないでしょうか。
喫茶店と言われると、心境的に、特に大人であれば誰でも入りやすいイメージがあるかもしれません。
少々頑固そうな渋めのマスターがいたり、誰からも慕われる女主人がいたり、一昔前の映画に出てきそうな背景を思い浮かべる世代の人もいるでしょう。

そもそも喫茶店とカフェの違いとは、取るべき許可の種類であるとか、酒類提供の可否であるとか、そのような細かい部分での差でしかありません。
しかし定着したイメージとは、人の中からそう簡単には払拭できないものです。
昔からある喫茶店の方が、どちらかといえば入りやすく感じるかもしれません。
ここ数年のうちに一気に拡大してきた、流行に敏感な若者向けのカフェという場は、少々腰が引けるという人もいるでしょう。

カフェの入り口に隔たりを感じる人は、何もある程度年齢を重ねた世代の人に限ったことではありません。
自分に自信のない女性とは思っているよりも多いもので、自分のことが好きになれない男性もまた、見渡してみるとあちこちに存在しています。
カフェという場はお洒落な人達がおしゃれに過ごす場所である、そのような固定観念は自分に自信の持てない人たちの腰を引かせてしまいます。
もしかすると生まれてから一度もカフェに入ったことがないという人もいるかもしれません。
さすがにそこまでいくと大袈裟だと思う人も多いでしょう。
しかし実際、例えば誰かと一緒でなければ一人でカフェに入れない人など、カフェに対する一種のアレルギーを持っている人は少なからず存在しています。

確かにカフェで出てくるメニューは、全国展開をしているファストフードとはひと味違います。
カップに注がれたカフェオレの上部は必ずと言っていいほどモコモコと泡立っています。
パンケーキなどのスイーツを頼めば、お皿の部分にまでチョコレートやソースなどでお洒落な可愛らしい模様が綺麗に描かれています。
一瞬、「場違い」と感じてしまうことがあるかもしれませんが、どんな人であっても、一度入ってしまえばもう一度行きたくなってしまう、そのような魅力があるのがカフェです。

もちろんパンケーキはお洒落なだけではありません。
美味しくて温かくて、病み付きになる味わいを誇っているでしょう。
モコモコした泡が一層香りを引き立たせるコーヒーと一緒に食べるふわふわのパンケーキは、自分で焼いた薄いパンケーキとはひと味もふた味も違うはずです。

バリアを張っているのは案外自分自身かもしれません。
固定観念に踊らされること無く、美しいものに出会える行動をとってみると、意外な自分も見えてくるでしょう。

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